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可降水量とは?

かこうすいりょう

可降水量とは、大気中の特定の柱(地表から大気上端まで)に含まれる水蒸気をすべて液体の水に凝結させた場合の水の深さ(mm)で表した量のことです。

可降水量(かこうすいりょう、Precipitable Water)とは、地表から大気の上端までの垂直方向の大気柱に含まれる全水蒸気量を、液体の水の層の厚さ(単位:mm)に換算した値です。大気中の水蒸気の総量を直感的に把握するための指標として気象学・気候学で広く使われています。

可降水量の値が大きいほど、大気中に大量の水蒸気が存在し、強い降水をもたらす潜在的なエネルギーが蓄えられていることを意味します。ただし、可降水量はあくまで「大気中に存在する水蒸気量」の指標であり、実際に降る雨の量(降水量)とは異なります。可降水量がすべて雨として降るわけではなく、実際の降水には大気の上昇運動や凝結核などの条件が必要です。

気象予報や研究における可降水量の主な用途は以下のとおりです。

  • 集中豪雨・台風・大雨の予測可能性の評価
  • 気候変動による大気中水蒸気量の長期的変化の監視
  • 気象衛星データや数値予報モデルによる水蒸気分布の解析

日本の夏季には、南からの湿った気流により可降水量が高くなりやすく、ゲリラ豪雨や線状降水帯の発生しやすい環境と対応することが多いとされています。

使い方・例文

気象予報士が「大気中の可降水量が50mmを超えており、局地的な大雨に注意が必要です」と解説する場面や、気象衛星の水蒸気画像を説明する際に登場します。

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