円口類とは?
えんこうるい
円口類とは、あごを持たない原始的な脊椎動物のグループで、ヤツメウナギなどが含まれ、吸盤状の口を持つことが特徴です。
円口類(えんこうるい)は、脊椎動物の中でも顎(あご)を持たないグループ(無顎類)の一つで、現生のヤツメウナギ類(ペトロミゾン目など)とヌタウナギ類が含まれます。顎のある魚類とは系統的に大きく異なる、非常に古い起源をもつ動物群です。
円口類の主な特徴は以下のとおりです。
- 顎骨を持たず、口は円形の吸盤状になっている
- 歯は角質性(骨ではない)の歯状突起で構成される
- 対のひれを持たず、軟骨性の骨格をもつ
- 脊椎骨は未発達で、脊索が残っている
- 鱗がなく、皮膚は滑らか
ヤツメウナギは成体になると他の魚に吸い付いて体液を吸う寄生性のものが多く、生態系の中でも特異な存在です。一方、幼生期(アンモシーテス幼生)は川底の泥中で有機物を濾過摂食して過ごします。日本ではヤツメウナギが食用や漢方の材料として利用されることもあります。円口類は脊椎動物の進化を考える上で重要な動物群とされています。
使い方・例文
生物の授業や自然史博物館の展示で「脊椎動物の中で最も原始的なグループとして円口類が挙げられる」のように、進化の文脈で登場します。
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