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係り結びとは?

かかりむすび

係り結びとは、古典日本語で係助詞が文中に現れると文末の活用形が変化するという、特有の文法規則のことです。

係り結びとは、古典日本語(主に上代・中古語)に見られる文法現象で、文の中に特定の係助詞が用いられると、文末の述語動詞形容詞・助動詞)の活用形が通常の終止形ではなく、連体形または已然形に変化する規則です。係助詞が文末の語に「係る(かかる)」ことで、文末の活用形が決まることから「係り結び」と呼ばれます。

係り結びに関わる係助詞と、それに対応する文末活用形の関係は以下のとおりです。

  • 「ぞ」「なむ」「や」「か」→ 文末は連体形で結ぶ
  • 「こそ」→ 文末は已然形で結ぶ

たとえば「花咲きける」では、「ぞ」という係助詞があるため、文末の助動詞「けり」が連体形「ける」になっています。疑問・反語を表す「や」「か」も同様に連体形を要求します。

係り結びは強調・疑問・詠嘆などの意味を表すための重要な文法装置であり、古典文学を正確に読む上で欠かせない知識です。中世以降に次第に消滅し、現代語には直接の形では残っていません。古文を学ぶ際には係り結びの識別が読解の要となります。

使い方・例文

古文の授業や入試問題で頻出の文法事項として登場します。たとえば「春こそ花の盛りなれ」では「こそ」に呼応して文末が已然形「なれ」になっています。

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