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中間圏とは?

ちゅうかんけん

中間圏とは、地球大気層のうち高度約50〜80kmに位置する層で、成層圏と熱圏の間にあり、大気中で最も気温が低い領域です。

中間圏(mesosphere)は、地球大気垂直方向に区分したときの層のひとつで、成層圏の上端(高度約50km付近)から熱圏の下端(高度約80〜85km付近)までの領域を指します。

中間圏の最大特徴は、高度が上がるにつれて気温が低下することです。最上部では気温が約−90℃前後まで下がり、地球大気全体の中で最も低温の領域となります。これは成層圏のオゾン層が紫外線を吸収して加熱効果をもたらすのに対し、中間圏にはそのような熱源がほとんど存在しないためです。

中間圏には観測や研究が難しいという性質があります。高度が低すぎて人工衛星が安定周回できず、高すぎて一般の航空機が飛行できないため、観測は主にロケット・レーダー・レーザーなどの特殊な手段に頼ります。この曖昧な高度帯から「無知の領域(ignorosphere)」と呼ばれることもあります。

中間圏で起きる主な現象は以下の通りです。

  • 流星の燃え尽き:宇宙から飛来する流星体が中間圏で大気との摩擦により燃え尽きる
  • 夜光雲(夜輝雲):夏の高緯度地方で観察される美しい雲で、氷の微粒子が太陽光を反射する
  • 大気重力波:下層大気で発生した波が中間圏まで伝播する

中間圏の研究は、地球大気全体の循環・気候変動・宇宙環境との相互作用の理解に重要な役割を果たしています。

使い方・例文

夜空に見える流れ星は、宇宙から飛び込んだ流星体が中間圏で大気と激しく摩擦して発光・燃え尽きる現象です。理科や地学の授業で大気の層構造を説明する際に登場します。

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