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夜光雲とは?

やこうぐも

夜光雲とは、夏の夜に高緯度地域で観測される、高高度に形成された青白く光る神秘的な雲のことです。

夜光雲(やこううん、英:noctilucent cloud、略称NLC)とは、地上から約75〜85キロメートルという非常に高い高度に形成される特殊な雲です。通常の雲が形成される対流圏(高度約10〜15キロメートルまで)とは全く異なり、中間圏の上層部に存在します。

夜光雲が光る仕組みは独特です。太陽地平線下に沈んだあとも、非常に高い位置にある夜光雲には太陽光が届き、地上が暗くなった空に浮かび上がるように青白く輝いて見えます。その名の通り「夜に光る雲」です。色は青みがかった白や銀色で、まるで波紋のような繊細な縞模様や絹糸のような構造を持つことが多く、非常に美しい光景として知られています。

夜光雲の成分は、中間圏の極めて低温な環境(マイナス100度以下)で水蒸気が凍結したごく微細な氷晶です。核となる微粒子には、宇宙から降り注ぐ流星塵や火山灰などが関与しているとされています。形成条件が厳しいため、主に夏の高緯度地域(北緯50度以上、または南緯50度以上)で観測されることが多く、日本では北海道でまれに見られることがあります。

近年、夜光雲の出現頻度や観測緯度が広がっているという報告があり、大気中の水蒸気増加や宇宙環境の変化との関連性が研究されています。

使い方・例文

夏の深夜、北欧やカナダ北部で空を見上げると、暗い空に青白く波打つ夜光雲が浮かんでいる幻想的な場面として登場します。

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