一次発酵とは?
いちじはっこう
一次発酵とは、醸造工程における最初の発酵段階で、酵母が糖を分解してアルコールと炭酸ガスを生成する主発酵のことです。
一次発酵とは、ビール・ワイン・シードルなどの醸造において、酵母が糖分を消費してアルコールと二酸化炭素を大量に生産する最初の発酵段階を指します。「主発酵」とも呼ばれ、醸造工程の中核をなします。
一次発酵の流れは大まかに以下の4段階に分けられます。
- 遅滞期:酵母が環境に適応する準備段階で発酵活動はまだ少ない
- 対数増殖期:酵母が急速に増殖し、発酵が加速する。CO₂の泡立ちが活発になる
- 定常期:アルコール濃度が上がると酵母の増殖は落ち着くが、発酵は継続
- 減衰期:糖分が枯渇し始め、発酵活動が低下する
ビール醸造では一次発酵の期間は通常数日から1〜2週間程度であり、エール酵母は比較的高温(18〜24℃程度)、ラガー酵母は低温(8〜12℃程度)で発酵を進めます。一次発酵後には「二次発酵(熟成発酵)」を行い、残糖の発酵・炭酸化・雑味の除去を行うのが一般的です。
一次発酵の管理は最終製品の品質を大きく左右するため、温度・酸素量・酵母の健康状態を厳密にコントロールすることが重要です。
使い方・例文
仕込んだ麦汁に酵母を投入すると数時間後から泡立ちが始まり、これが一次発酵の開始サインです。
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