本文へスキップ

レプトスピラ症とは?

れぷとすぴらしょう

レプトスピラ症とは、レプトスピラ菌に汚染された水や土壌を介してヒトや動物に感染する人獣共通感染症です。

レプトスピラ症(Leptospirosis)は、レプトスピラ属の細菌(Leptospira spp.)を病原体とする感染症で、人間と動物の双方に感染する人獣共通感染症(ズーノーシス)のひとつです。世界中に分布しており、特に熱帯・亜熱帯の雨季や洪水後に多く発生します。

感染経路は主に、感染動物(ネズミ・犬・豚・牛など)の尿で汚染された水や土壌が皮膚の傷口・粘膜・目・鼻などに触れることです。農作業・水泳・洪水後の清掃活動・動物との接触などが感染リスクとなります。

症状は軽症から重症まで幅広く、以下の段階があります。

  • 軽症型:突然の発熱・頭痛・筋肉痛・目の充血(自然回復することも多い)
  • 重症型(ワイル病):黄疸・腎不全・出血傾向・心筋炎・肺出血を伴い、致死的になりうる

診断には血液・尿の培養検査や抗体検査が用いられます。治療にはペニシリン系やドキシサイクリンなどの抗菌薬が有効で、重症例では入院・集中治療が必要です。日本では感染症法上の四類感染症に指定されており、届け出が義務付けられています。予防としては汚染された水への接触を避け、農作業・アウトドア活動時に防護具を着用することが重要です。

使い方・例文

洪水後の復旧作業中に素足で汚泥に触れた後に高熱・黄疸が現れた場合、レプトスピラ症が疑われます。アウトドアや農業・畜産業の現場で「ネズミの尿が混じった水に注意」と言われる際に登場する感染症です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語