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ランカッシャーとは?

らんかっしゃー

ランカッシャーとはイングランド北西部ランカシャー州原産の伝統的なイギリスチーズで、クリーミーな風味と崩れやすい質感が特徴です。

ランカッシャー(Lancashire)は、イングランド北西部のランカシャー州で生まれた歴史あるハードチーズの一種です。イギリス国内でも特に古い歴史を持つチーズのひとつとして知られ、19世紀には地域の農家が余った牛乳を活用して製造していた記録が残っています。

このチーズの最大の特徴は、その独特の製法にあります。伝統的なランカッシャーは複数日にわたって作られたカード(凝乳)を混ぜ合わせる「複合カード製法」で作られており、これが複雑な風味の層を生み出します。熟成期間によって主に3種類に分類されます。

  • クリーミー・ランカッシャー:熟成が浅く、ミルキーでバターのような穏やかな風味。
  • タスティ・ランカッシャー:中程度の熟成で、やや酸味とコクが増す。
  • クランブリー・ランカッシャー:しっかり熟成させたタイプで、崩れやすい質感と強い風味が特徴。

食感はしっとりしながらも崩れやすく、口の中でほろりと溶けるような感触があります。風味は乳酸の爽やかな酸味と濃厚なコクが絶妙に調和しており、熟成が進むほど複雑な深みが増します。イギリスでは「チーズ・オン・トースト」と呼ばれるトーストに乗せて焼く料理や、伝統料理「ランカッシャー・ホットポット」のトッピングにも使われます。EU保護指定産品(PDO)に認定されており、本来の産地での製造が保証されています。

使い方・例文

「ランカッシャーチーズを使ったチーズ・オン・トーストは、イギリスの家庭料理の定番として親しまれています。」クランブリータイプはサラダやスープにも崩してかけることができます。

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