ラジオゾンデとは?
らじおぞんで
ラジオゾンデとは、気球に搭載して大気上層に放球し、温度・湿度・気圧・風などのデータを地上に無線送信する気象観測装置です。
ラジオゾンデ(radiosonde)とは、水素やヘリウムを充填した気球に取り付けられ、大気の上層(高度約30〜35kmまで)を飛翔しながら気象データを観測し、地上局へ無線で送信する小型の自動観測装置です。「ラジオ(無線)」と「ゾンデ(探針・観測機器)」を組み合わせた言葉です。
ラジオゾンデが測定する主なデータは以下のとおりです。
- 気温:高度ごとの温度変化
- 湿度:相対湿度から露点温度を算出
- 気圧:高度の計算にも利用
- 風向・風速:GPSや追跡レーダーで位置変化から算出
観測は世界気象機関(WMO)の調整のもと、世界中の気象台・気象ステーションで1日2回(UTC 00:00と12:00)定時に行われます。日本では気象庁が各地の気象台から定期的に放球しています。観測終了後、気球は高高度で破裂し、ラジオゾンデはパラシュートで降下します。
収集されたデータは数値予報モデルの初期値として不可欠であり、天気予報の精度を支える基盤となっています。近年はGPS搭載による高精度化が進んでいます。
使い方・例文
気象予報士の試験や気象学の教科書では、高層気象観測の代表的な手段としてラジオゾンデが必ず登場します。台風接近時などに気象庁が高層観測を強化する際も活用されます。
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