ユミルとは?
ゆみる
ユミルとは、北欧神話に登場する最初の巨人であり、神々によって世界の創造材料となった存在です。
ユミル(Ymir)は、北欧神話における原初の巨人(霜の巨人)です。「エッダ」をはじめとする古ノルド語の文献に記された神話では、世界が始まる以前、熱の国ムスペルスヘイムと氷の国ニブルヘイムの間の虚空「ギンヌンガガプ」に最初に生まれた存在とされています。
神話によれば、ユミルは霜解けから生まれた原初の生命体で、その身体から他の巨人族が生まれました。のちにオーディン・ヴィリ・ヴェーの三兄弟(主神オーディンとその兄弟)がユミルを殺し、その巨大な体を使って世界を創造しました。
- 肉体→大地
- 血→海と川
- 骨→山
- 頭蓋骨→天空
- 脳→雲
ユミルは世界の創造物語において「犠牲と再生」という普遍的なテーマを体現した存在であり、北欧神話の宇宙観の根幹をなしています。この「原初の巨人の身体から世界が作られる」という創世神話は、インド神話のプルシャなど他の文化の神話とも類似点が見られ、インド・ヨーロッパ語族の共通神話素として研究されています。
現代ではゲームや漫画・映画などのファンタジー作品にたびたびユミルの名や設定が引用されており、創世の巨人というイメージが広く浸透しています。
使い方・例文
北欧神話を題材にしたゲームや文学作品で「世界の始まりにいた原初の巨人」として紹介される場面で登場します。
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