ミルとは?
みる
ミルとは、主に英米圏や中東諸国の通貨体系で使われる補助通貨単位で、1000分の1を表す接頭辞「ミリ」に由来します。
ミル(mill)は、もともとラテン語の「千」を意味する「mille」に由来する補助通貨単位です。1ミルは主要通貨の1000分の1に相当し、非常に小さな価値を表すために使われます。
アメリカ合衆国では、1ミルは1ドルの1000分の1(すなわち1セントの10分の1)にあたります。実際の硬貨としては流通しておらず、主に税率の計算や燃料・電力料金の表示など、会計・徴税の場面で数値として使われます。たとえば固定資産税の税率を「ミル・レート」で表すのが代表的な用法です。
中東では、かつてヨルダン、イスラエル(旧通貨)、マルタなどでもミルが補助通貨単位として採用された歴史があります。イギリス連邦圏でも「mil」「mill」として類似の概念が用いられました。
日常の買い物では使われることがほとんどないため「幻の通貨単位」とも呼ばれますが、エネルギー料金や税制の分野では今でも実務上の単位として生き続けています。通貨の端数処理や精密な価格計算において欠かせない概念です。
使い方・例文
「アメリカの固定資産税率は『ミル・レート』で表され、たとえば20ミルは課税評価額1ドルあたり0.02ドルの税額を意味します。」
この用語をシェア
最終更新: