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ダカットとは?

だかっと

カットとは、中世ヨーロッパで広く流通した金貨の名称で、ヴェネツィアで13世紀に鋳造が始まり、長くヨーロッパ国際貿易の基軸通貨として機能しました。

カット英語イタリア語:Ducat)は、中世から近世にかけヨーロッパで広く使われた金貨の総称です。1284年にヴェネツィア共和国で鋳造が開始されたのが起源とされており、高い純度(24金に近い)と精巧な造りで信頼を得ました。

ダカットはその信用性からやがてヨーロッパ全域・地中海交易圏に普及し、各地で模倣・採用されました。フィレンツェのフローリン金貨と並ぶ国際的な基軸通貨としての役割を果たし、中世末期から近世にかけての商業革命を支えた重要な通貨のひとつです。

ダカットの主な特徴は以下のとおりです。

  • 純度が高く(約3.5グラムの24金近い金含有量)、品質の安定性が信頼を支えた
  • ヴェネツィアのほかハンガリー・オランダ・神聖ローマ帝国など各地で独自のダカットが鋳造された
  • オランダのダカット(ダッカット)は17〜18世紀に海上貿易で特に影響力を持った
  • シェイクスピア作品など当時の文学・演劇にも頻繁に登場する

近代以降は各国が独自の通貨制度を整備したことで国際基軸通貨としての地位を失いましたが、記念金貨やコレクターズコインとして「ダカット」の名称は現代でも使われ続けています。

使い方・例文

「商人はダカット金貨数枚で高価な香辛料を買い付けた」という形で、中世ヨーロッパの貿易や歴史フィクションの場面に登場します。

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