普遍とは?
ふへん
普遍とは、特定の時代・場所・条件に関係なく、あらゆるものに共通して当てはまることを意味します。
普遍(ふへん)とは、時間・場所・文化・個人差などの違いを超えて、すべてに共通して成り立つ性質や事柄を指します。哲学や倫理学、自然科学などで重要な概念として扱われます。
哲学では古くから「普遍論争」と呼ばれる議論が続いてきました。「犬」という概念(普遍)は実際に存在するのか、それとも個々の犬(個物)だけが実在するのかという問いです。実念論(普遍は実在する)と唯名論(普遍は名前にすぎない)が長年対立してきました。
自然科学では、自然法則が「普遍的」であることが重要です。
- 重力の法則は地球上でも月でも成り立つ
- 光の速度は真空中では常に一定である
- 化学反応の法則は場所を問わず同じように働く
倫理・道徳の分野では「普遍的価値」という概念があり、人権・生命の尊重・公正さなどが文化を超えて人類全体に共通する価値として語られます。カントの道徳哲学では「その行動の原則が普遍的な法則になりうるか」を問う定言命法が有名です。
一方で、「普遍」と対比される概念が「特殊(個別)」です。普遍的に見える価値観や制度が、実際には特定の文化・歴史的背景に根差しているとする批判も存在し、現代では多様性と普遍性の関係が活発に議論されています。
使い方・例文
「数学の定理は普遍的な真理であり、どの国の人が計算しても同じ答えになる」のように、例外なくすべてに当てはまる事柄を説明する場面で使います。
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