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一期一会とは?

いちごいちえ

一期一会とは、一生に一度限りの出会いを大切にするという意味の四字熟語で、茶道の精神を表す言葉です。

一期一会(いちごいちえ)とは、「この出会いは生涯で一度きり」という意識を持って、目の前の人との縁を誠心誠意大切にするという意味の四字熟語です。

この言葉は茶道の世界に由来します。茶人・千利休の精神を受け継いだ弟子たちの間で「一期一会」という考え方が育まれ、幕末の大老・井伊直弼が著した『茶湯一会集』(1858年)のなかで「一期一会」という言葉として記されたとされています。「一期」は仏教用語で「人が生まれてから死ぬまでの間」、すなわち一生涯を指し、「一会」はただ一度の集まり・出会いを意味します。茶会において亭主と客が顔を合わせる機会は、たとえ同じ人物と何度も会うとしても、その瞬間は二度と戻らない唯一のものであるという認識が、この語の根底にあります。

込められた心は、単なる「希少さ」への感慨ではありません。だからこそ、その一瞬に全力を尽くすという能動的な姿勢が本質です。茶の湯では亭主が道具を選び、花を活け、菓子を用意するすべての行為に、「もう二度とない今日」への敬意が込められます。現代では茶道に限らず、人との出会いや別れ、旅の情景など、かけがえのない一瞬に臨む心構えを表す言葉として広く使われています。

類語・関連語としては次のものが挙げられます。

  • 袖振り合うも他生の縁――見知らぬ人との些細な接触にも前世からの縁があるとする仏教的な縁起観
  • 刹那(せつな)――仏教で極めて短い時間の単位。瞬間の尊さを表す文脈で用いられる
  • 諸行無常――すべての事象は移ろいゆくという仏教思想。一期一会の無常観と通底する

「二度と繰り返せない今、この場を大切に」という感覚は時代や文化を超えて共鳴しやすく、ビジネスや日常会話でも違和感なく用いられる言葉です。

使い方・例文

転勤する同僚の送別会でスピーチに立ち、「今日ここに集まったメンバーでこうして語り合える機会は一期一会かもしれない。それぞれの場所で頑張ろう」と言葉をかけた。

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くわしい解説記事 一期一会とは?意味・読み方・由来や使い方の例文をわかりやすく解説

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