一期一会とは?意味・読み方・由来や使い方の例文をわかりやすく解説
公開 2026年7月1日
この記事は 「一期一会とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。
一期一会(いちごいちえ)とは、「一生に一度だけの出会い(機会)」を意味し、その一度きりの出会いを大切にしようという心構えを表す四字熟語です。もとは茶道の心得として語られてきた言葉で、今では人と人との出会いや、二度と巡ってこない時間の尊さを表す言葉として広く使われています。
意味と読み方
読み方は「いちごいちえ」です。「一期」は仏教の言葉で人が生まれてから死ぬまでの一生を指し、「一会」はただ一度の出会いや集まりを意味します。あわせて、「その人と過ごすこの時間は、生涯にただ一度きりのものかもしれない」という考え方を表します。同じ顔ぶれ・同じ状況でふたたび会えるとは限らないからこそ、今の出会いを大切にしよう、という戒めが込められています。
由来(茶道の心得)
この言葉は、茶道の心得と深く結びついていると伝えられています。千利休の教えを弟子の山上宗二が書き残した茶書に、「一期に一度の会」という趣旨の言葉が見られるとされ、これが源流の一つと考えられています。茶会に臨むときは、たとえ同じ客と何度茶を交わすことがあっても、その日のその一会は二度と繰り返せないものとして、主人も客も互いに誠意を尽くすべきだ、という心構えです。「一期一会」という四字の形で広く知られるようになった経緯については諸説があり、後世に整えられた表現とも言われます。
使い方の例文
ビジネスや日常のあいさつ、別れの場面などで用いられます。
- 「旅先での出会いを一期一会と思い、丁寧に接した。」
- 「お客様との時間を一期一会の気持ちで大切にしたい。」
- 「この舞台は一期一会。同じ公演は二度とない。」
類義語
近い意味を持つ言葉として、「会うは別れの始め」や、めったにない好機を表す「千載一遇」などがあります。ニュアンスは少しずつ異なるため、場面に応じて使い分けるとよいでしょう。今このときの出会いに心を込める――それが一期一会という言葉の核心です。