本文へスキップ

ヤマゲラとは?

やまげら

ヤマゲラとは、日本では北海道に分布するキツツキ科の中型の鳥で、灰緑色の体と赤い頭頂が特徴的な留鳥です。

ヤマゲラ(学名:Picus canus)は、キツツキ目キツツキ科に属する中型のキツツキで、全長は約30センチメートルほどです。体の大部分は灰みがかった緑色(灰緑色)で、オスは頭頂前部が赤く、メスには赤がありません。ヨーロッパから東アジアかけて広く分布し、日本では北海道のみに生息する留鳥です。本州以南には分布せず、類似した色合いを持つアオゲラ(Picus awokera)が日本固有種として分布しています。

ヤマゲラは落葉広葉樹林・針広混交林を主な生息環境とし、木の幹を垂直に登りながら樹皮の下に潜む昆虫の幼虫や蟻を探して食べます。アリを好んで食べることが知られており、地上に降りて蟻塚を掘り起こして食べる行動も観察されます。その他、木の実や果実も食べる雑食性を持ちます。

キツツキ科の鳥に共通する特徴として、

  • 強靭な嘴で木を素早く打ち込んで虫を捕る
  • 足指が前2・後2の対趾足(ぜいちそく)で樹木に確実に掴まる
  • 硬い尾羽を支えとして使い、垂直な幹に体を固定する
  • 長くて粘液に覆われた舌で虫を絡め取る
などが挙げられます。繁殖期には木の幹に自ら巣穴を掘り、中に卵を産みます。この巣穴は使用後にフクロウやムクドリなど他の鳥に再利用されることもあります。

鳴き声は「キョキョキョ」と連続して響く高い声で、森の中での存在確認の手がかりになります。生態系の中では、昆虫の幼虫を捕食することで森林の健全性に貢献しています。

使い方・例文

「北海道の森を歩いていると、ヤマゲラが幹を螺旋状に登りながら嘴でコンコンと木を叩く音が聞こえてきた。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語