キツツキ科とは?
きつつきか
キツツキ科とは、くちばしで木をつついて穴をあける特殊な習性を持つ鳥の科で、世界に200種以上が存在します。
キツツキ科(Picidae)は、キツツキ目に属する鳥の科で、南極・オーストラリア・マダガスカルを除くほぼ世界中の森林に分布します。日本にもアオゲラ・コゲラ・クマゲラ・アカゲラなど十数種が生息しています。
キツツキ科最大の特徴は、硬いくちばしで木の幹を強く連打する採食・巣作り行動です。木に穴をあけて内部の昆虫や幼虫を長い舌で引き出す能力が高度に発達しており、舌は頭骨を巻き回るほど長く伸縮します。また、強固な尾羽と逆向きの趾(前後各2本)が木の幹にしがみつくための支えとなっています。
採食以外にも、木に穴をあけて巣穴を作り繁殖します。この巣穴はキツツキが去った後にフクロウ・カモ・リスなど多くの動物に利用されるため、森林生態系において「エンジニア種」としての役割を担っています。
ドラミングと呼ばれる連続的な打音は、縄張り宣言や繁殖期のコミュニケーションにも使われます。このリズムは種によって異なり、音響による種の識別が可能です。森林の健全性を示す指標種としても注目されており、クマゲラは環境省の絶滅危惧種に指定されています。
使い方・例文
早朝の森林でコンコンという連続音が聞こえた際に「キツツキがドラミングしている」と表現されたり、コゲラが公園の木の幹を登る様子を指してキツツキ科の鳥が登場します。
この用語をシェア
最終更新: