キツツキとは?
きつつき
キツツキとは、鋭いくちばしで木を激しく叩いて穴を開け、虫を食べたり巣を作ったりする鳥の総称です。
キツツキは、キツツキ目キツツキ科に属する鳥の総称で、世界に200種以上が存在します。日本ではアオゲラ・コゲラ・クマゲラ・アカゲラなどが知られており、北海道から九州の山地・森林に生息しています。
キツツキの最大の特徴は、硬いくちばしで木の幹を素早く反復して叩く(ドラミングする)行動です。この行動には主に次の目的があります。
- 樹皮の下や木の中に潜む昆虫・幼虫を掘り出して食べる
- 繁殖期に縄張りを主張したり、雌を呼ぶための音を出す
- 樹木に穴を掘って巣穴を作る
木を激しく叩いても脳を損傷しないのは、分厚い頭蓋骨・衝撃を吸収するスポンジ状の骨構造・長く伸縮する舌の骨が頭を包む形状になっていることなど、複数の解剖学的適応によるものです。この衝撃吸収の仕組みは工学分野の研究にも応用されています。
また、キツツキが作った古い巣穴はフクロウ・ムクドリ・リスなどの他の動物にも利用されることが多く、森林生態系において重要な役割を果たしています。日本最大のキツツキであるクマゲラは天然記念物に指定されています。
使い方・例文
森の中で「コンコンコン」と木を叩く音が聞こえたらキツツキの仕業で、じっと観察するとくちばしを高速で打ち付ける姿が見られます。コゲラは都市部の公園でも見られる身近な野鳥です。
この用語をシェア
最終更新: