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ヤシガニとは?

やしがに

ヤシガニとは、陸上で生活する世界最大甲殻類で、ヤシの実を割るほどの強力なハサミを持つ大型のカニの仲間です。

ヤシガニ(椰子蟹、学名:Birgus latro)は、十脚目ヤドカリ上科に属する甲殻類で、陸上生活に特化した節足動物の中では世界最大の種とされています。体長は30〜40cm、体重は最大4kgにも達し、強力なハサミの力はヤシの実の外皮を引き裂くほどです。

幼体期はヤドカリと同様に貝殻を背負いますが、成長とともに殻を捨て、外骨格を硬化させて自立した体躯を持つようになります。鰓(えら)が変化した「肺様器官」を使って空気呼吸を行うため、成体は水中に長く浸かると溺死することもあります。

主な生息地は、インド洋から太平洋にかけての熱帯・亜熱帯の島々で、日本では沖縄県や小笠原諸島に生息します。夜行性で、昼間は岩の隙間や地面に掘った穴に潜んでいます。食性は雑食で、ヤシの実のほか果実・動物の死骸・昆虫なども食べます。

成長が非常に遅く、性成熟まで5年以上かかります。乱獲や生息地の破壊によって個体数が減少しており、多くの地域で保護対象となっています。日本では沖縄県が捕獲サイズや時期を規制しており、絶滅危惧種としても注目されています。

使い方・例文

「ヤシガニはその強靭なハサミで硬いヤシの実の皮を剥ぎ取り、中の果肉を食べる」という場面でよく紹介されます。また、沖縄の離島などで食材として珍重される一方、希少種としての保護が議論される際にも登場します。

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