ムクドリとは?
むくどり
ムクドリとは、日本全国に生息するスズメ目の鳥で、街路樹に大群でねぐらを作ることで知られる身近な野鳥です。
ムクドリ(椋鳥)はスズメ目ムクドリ科に属する鳥で、学名はSpodiopsar cineraceusです。全長約24センチメートルと、スズメよりやや大きく、ハトより小さいサイズです。体は黒褐色で、頭部から頬にかけて白いまだら模様があり、くちばしと足が橙黄色をしているのが識別のポイントです。
日本では北海道から九州まで広く分布する留鳥(一部は漂鳥)であり、公園・農地・住宅地など人の生活圏に隣接した環境でよく見られます。雑食性で、地面を歩きながら昆虫・ミミズ・木の実・果実などを食べます。農耕地ではイナゴなどの害虫を食べる益鳥として評価される一方、果樹園での果実への食害も報告されています。
ムクドリの大きな特徴のひとつが、秋から冬にかけての大規模な集団ねぐらです。数万羽から数十万羽が都市部の街路樹に集まり、騒音や糞による被害が問題となることがあります。このため、各地の自治体が超音波や天敵(タカ)の模型などを使った追い払い対策を実施しています。
繁殖期は春から夏で、木の洞や建物の隙間に巣を作ります。鳴き声は「ギャーギャー」「キュルキュル」と騒がしく、これも集団でのねぐら形成時に問題となる要因のひとつです。
使い方・例文
夕暮れ時に駅前や繁華街の街路樹に大群が集まり、鳴き声と糞の問題が話題になる場面でよく登場する鳥です。
この用語をシェア
最終更新: