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マーズ・エクスプレスとは?

まーずえくすぷれす

マーズ・エクスプレスとは、欧州宇宙機関(ESA)が2003年に打ち上げ火星探査機で、火星の軌道から大気・地表・地下構造を観測し続けています。

マーズ・エクスプレス(Mars Express)は、欧州宇宙機関(ESA)が開発・運用する火星探査機です。2003年6月にロシアソユーズロケット打ち上げられ、同年12月に火星周回軌道に投入されました。「エクスプレス」の名は、従来より短い開発期間と低コストで製造されたことに由来します。

マーズ・エクスプレスの主な観測成果は次のとおりです。

  • 火星の南極付近に大量の水氷と二酸化炭素の氷が存在することを確認
  • レーダー探査装置(MARSIS)により火星地下に液体の水が存在する可能性を示すデータを取得
  • 火星の大気組成・火山活動の痕跡・地表の鉱物分布を詳細にマッピング
  • 火星の衛星フォボスとダイモスの近接観測を実施

搭載されたビーグル2着陸機は火星表面への着陸を試みましたが、着陸後に交信が途絶し、ミッションは失敗に終わりました。その後の調査で着陸自体は成功したものの、太陽電池パネルが完全に展開しなかったことが原因と判明しています。

マーズ・エクスプレスは設計寿命を大幅に超えて長期運用が続けられており、ESAが火星探査で蓄積してきた重要な科学資産です。火星の過去に液体の水が存在した証拠を積み重ねてきた功績は、将来の有人火星探査や生命探索の基盤となっています。

使い方・例文

天文ニュースや宇宙科学の記事で「火星地下に液体水の可能性」という見出しが登場するとき、その根拠データの多くはマーズ・エクスプレスのレーダー観測に基づいています。

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