マングリッツァとは?
まんぐりっつぁ
マングリッツァとは、ハンガリー原産の希少な豚品種で、羊のような巻き毛の被毛が特徴的な、豊かな霜降り脂肪を持つ銘柄豚です。
マングリッツァ(Mangalitsa/Mangalica)は、ハンガリーを原産とする在来種の豚品種です。19世紀前半にハプスブルク帝国のもとでセルビアや各地の品種を交配して作出されたとされています。最大の特徴は、羊を思わせる縮れた巻き毛(ウール状の被毛)を持つことで、「ウール豚(Wooly Pig)」とも呼ばれます。
マングリッツァは以下のような特性で知られています。
- 筋肉内に霜降り状に脂肪が入り込む高い脂肪交雑
- ラード(脂身)が豊富で、その質の高さが評価される
- 成長が遅く、出荷まで通常の豚の2倍近い時間がかかる
- 寒冷地への適応性が高く、屋外放牧にも耐える
- 白色・赤みがかった色・黒と白のまだら(スワロー種)の毛色変種がある
20世紀後半には効率的な赤身豚が主流となり、マングリッツァは一時絶滅の危機に瀕しましたが、1990年代以降にハンガリーを中心に保護・復興の取り組みが進み、現在はスペインのイベリコ豚と並ぶ高級食材として世界的に注目されています。ハンガリー産マングリッツァのサラミやレアード(ラード)は欧州市場で高値で取引されます。
使い方・例文
高級食材店やレストランでは、マングリッツァの豊かな脂肪と旨みを生かしたシャルキュトリー(加工肉)やローストポークが「幻の豚肉」として提供されることがあります。
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