マレーガビアルとは?
まれーがびある
マレーガビアルとは、東南アジアの河川に生息する細長い吻(ふん)を持つ大型のワニ目爬虫類で、絶滅危惧種に指定されています。
マレーガビアル(学名:Tomistoma schlegelii)は、ワニ目マレーガビアル科(Tomistomidae)に分類される大型の爬虫類です。マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島(カリマンタン島)などの東南アジアに分布し、淡水域の河川・湖沼・湿地帯に生息します。英名は「False Gharial(偽ガビアル)」または「Malayan Gharial」と呼ばれます。
最大の特徴は、インドのガビアルに似た細長く狭い吻部(口先)です。この細い吻は魚を素早く横から捕獲するのに適した形状で、主食は魚類とされています。ただし飼育下での観察からは、哺乳類や鳥類、サルなどの脊椎動物も捕食することが確認されており、食性は従来考えられていたより広いとも言われています。
成体の全長は雄で4〜5メートル程度に達することがあり、大型個体が記録されています。体色は茶褐色から緑褐色の地に暗色の斑紋が入ります。他のワニと同様に卵生で、植物などで作った巣に産卵します。
IUCNレッドリストでは「絶滅危惧種(Vulnerable)」以上に分類されており、生息地の破壊(森林伐採・農地化・泥炭湿地の開発)や過去の乱獲により個体数が激減しています。インドネシア・マレーシアでは保護活動や飼育繁殖プログラムが進められています。
使い方・例文
ボルネオの自然保護区を訪れた研究者が、早朝の川沿いでマレーガビアルの細長い吻が水面から出ているのを観察することがあります。
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