マリナー10号とは?
まりなーじゅうごう
マリナー10号とは、NASAが1973年に打ち上げた探査機で、史上初めて水星に接近して撮影するとともに、金星のフライバイにも成功した宇宙機です。
マリナー10号は、NASAが1973年11月に打ち上げた惑星探査機です。金星と水星を目標とした探査ミッションで、複数の惑星を対象とした初の探査計画の一つでした。
1974年2月に金星をフライバイし、紫外線カメラで金星大気の渦巻き状の雲の構造を詳しく撮影しました。その際に金星の重力を利用した重力アシストで方向を変え、水星に向かいました。これは宇宙探査史上初めて重力アシストを実際のミッションで活用した事例としても知られています。
マリナー10号は1974年から1975年にかけて水星に3回接近し、表面の画像を撮影しました。主な成果として、
- 水星表面のクレーターを多数撮影し、月に似た地形を確認
- 水星が予想に反して固有の磁場を持つことを発見
- 極めて希薄な外気圏(大気)の存在を確認
などが挙げられます。1975年3月、燃料が尽きたため通信が途絶え、ミッションを終了しました。マリナー10号が送った水星の画像は、その後30年以上にわたり人類が持つ水星の詳細な姿として唯一の資料となりました。
使い方・例文
「マリナー10号が撮影した水星表面の画像は、2000年代にメッセンジャー探査機が到達するまで水星の地形を知る唯一のデータだった」という文脈で登場します。
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