ヒョウモンダコとは?
ひょうもんだこ
ヒョウモンダコとは、体に青いリング模様が現れる小型のタコで、強力な毒を持つことで知られる危険な海洋生物です。
ヒョウモンダコ(豹紋蛸、学名 Hapalochlaena 属)は、タコ目マダコ科に属する小型のタコです。体長は10〜20センチメートルほどと小ぶりですが、フグ毒としても知られるテトロドトキシン(TTX)を体内に持ち、世界で最も危険な海洋生物のひとつに数えられています。
最大の特徴は、興奮・威嚇・交尾の際に体表に浮かび上がる鮮やかな青いリング模様(青輪)です。普段は茶褐色で目立ちませんが、刺激を受けると全身に50〜60個ほどの青いリングが点滅するように浮かび上がります。この模様は「自分は毒を持っている」という警告色として機能しています。
毒は唾液腺にあり、咬まれることで体内に注入されます。テトロドトキシンは神経を麻痺させる毒素で、筋肉の動きを止め、最悪の場合は呼吸困難から死に至ることもあります。現時点で有効な解毒剤はなく、治療は人工呼吸などの対症療法が中心です。
オーストラリア・インドネシア・フィリピンなどインド太平洋の沿岸域に分布し、日本でも南日本の沿岸で見つかることがあります。岩礁・浅い砂地・潮だまりに潜み、カニや小魚を捕食します。見た目が小さく可愛らしいため素手で触ろうとして咬まれる事故が起きており、絶対に素手で触れないよう注意が必要です。
使い方・例文
「浜辺の潮だまりで青いリングが光る小さなタコを見つけたが、それはヒョウモンダコだったため、絶対に触れず立ち去った」のように、海水浴や磯遊びの安全情報として警告される場面によく登場します。
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