本文へスキップ

フグ毒とは?

ふぐどく

フグ毒とは、フグの内臓や皮膚などに含まれるテトロドトキシンを主成分とする強力な神経毒です。

フグ毒の主成分はテトロドトキシン(TTX)と呼ばれる非タンパク質性の神経毒素です。フグの肝臓・卵巣・腸・皮膚などに蓄積されており、特に卵巣と肝臓は毒性が強いとされています。なお、フグ自身はこの毒素を生合成するわけではなく、食物連鎖を通じて体内に蓄積すると考えられています。

テトロドトキシンはナトリウムチャネルを遮断することで神経の興奮伝導を妨げます。これにより筋肉の麻痺が起こり、重症化すると呼吸筋が麻痺して窒息死に至る危険があります。致死量は体重1kgあたり数マイクログラムと極めて微量で、現在も特効薬は存在しません。治療は主に呼吸管理などの対症療法に限られます。

日本では「ふぐの調理師免許」制度があり、有資格者のみが適切な部位を除去してフグを提供することが認められています。各都道府県の条例によって規制されており、素人による調理は事故の原因となるため厳禁です。毒の量は種類・産地・季節によっても異なります。

使い方・例文

「フグ毒による食中毒は口や手足のしびれから始まり、急速に全身の麻痺へと進行するため、調理免許を持つ専門店での食事が不可欠です」という場面で登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語