トキとは?
とき
トキとは、朱鷺色の羽を持つ大型の鳥で、かつて日本に生息していた絶滅危惧種です。
トキ(朱鷺・鴇)は、ペリカン目トキ科に属する大型の鳥で、学名はNipponia nipponといいます。学名に「nippon(日本)」が含まれていることからもわかるように、日本を代表する野生鳥類として知られています。
トキの最大の特徴は、翼の内側や首まわりに見られる淡いオレンジがかったピンク色(朱鷺色)の羽毛です。この色はトキ独特のもので、繁殖期にはさらに際立ちます。全長は70〜80センチメートルほどで、長いくちばしと赤い顔が印象的です。
トキはかつて日本各地に生息していましたが、明治時代以降の乱獲や農薬による餌場の汚染・減少によって急激に数を減らしました。国内では野生個体が絶滅状態となり、長らく佐渡島(新潟県)での保護活動が続けられました。中国からつがいの提供を受けるなどして繁殖に成功し、現在は佐渡島を中心に野生復帰が進んでいます。
トキをめぐる保護活動のポイントは以下のとおりです。
- 1960〜70年代に国内野生個体が激減、保護個体のみが残る
- 中国・陝西省に残存する個体群を元に人工繁殖が実施された
- 2008年から佐渡島での野生放鳥が開始
- 農薬を減らした「トキと共生する農業」の取り組みが広がっている
使い方・例文
トキは新潟県・佐渡島の象徴的な生き物であり、地元では「トキと共生する農業」として農薬を減らした米作りが行われ、生態系の保全と農業の両立が図られています。
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