トキ科とは?
ときか
トキ科は、朱鷺(トキ)やヘラサギなどを含む大型の水鳥のグループで、世界各地の湿地や水辺に生息しています。
トキ科(学名:Threskiornithidae)は、ペリカン目に属する鳥類のグループで、世界に約36属92種が知られています。アジア・アフリカ・アメリカ・オセアニアなど広い範囲に分布し、主に湿地、河川、干潟、水田などの水辺環境に生息します。
形態的な特徴として、長く曲がったくちばし(トキ類)または平たくヘラ状のくちばし(ヘラサギ類)を持ち、長い首と脚を備えています。羽色は白・桃・赤・黒など種によって異なります。食性は魚類・カエル・甲殻類・昆虫などで、水中や泥の中に嘴を差し込んで獲物を探す採食行動が特徴的です。
トキ科はトキ亜科とヘラサギ亜科に大別されます。日本では特別天然記念物のトキ(ニッポニア・ニッポン)が有名で、かつて絶滅寸前まで減少しましたが、中国からの個体を使った保護繁殖プログラムによって個体数が回復し、現在は佐渡島を中心に野生復帰が進んでいます。
生態学的には湿地生態系の上位に位置し、その生息状況は環境の健全性を示す指標となります。多くの種が生息地の破壊や農薬汚染により個体数を減少させており、保全の重要性が高い分類群です。
使い方・例文
トキ科の代表例として、日本のトキ(ニッポニア・ニッポン)やアフリカの聖トキ(アフリカクロトキ)、南米のショウジョウトキなどが挙げられます。
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