ヘラサギとは?
へらさぎ
ヘラサギとは、ヘラ状に平たく広がったくちばしを持つ大型の白いサギに似た渉禽類で、世界各地の湿地に生息する鳥です。
ヘラサギ(箆鷺)は、トキ科ヘラサギ属に分類される大型の渉禽類です。最大の特徴は名前の由来にもなっているくちばしで、先端に向かうにつれて平たく広がり、まるでへら(杓文字)のような独特の形をしています。体全体は白色で、成鳥になると首の付け根に橙黄色の羽毛が生え、眼先から嘴の付け根にかけての裸出部が黄色みを帯びます。
ヘラサギは主にヨーロッパ、アフリカ、アジアに分布し、日本には冬鳥として渡来します。河川の河口や干潟、湿地帯などの浅い水辺を好み、半開きにしたくちばしを水中で左右に振りながら歩き、小魚・甲殻類・水生昆虫などを効率よく捕食します。このユニークな採食行動は「スウィーピング」と呼ばれています。
ヘラサギ属には世界に6種が知られており、なかでも「クロツラヘラサギ」は東アジアに固有の種で、個体数が極めて少なく絶滅危惧種に指定されています。ヘラサギは湿地生態系の健全さを示す指標となる鳥でもあり、バードウォッチングの対象としても人気があります。
使い方・例文
冬の有明海や干潟でバードウォッチングをしていると、白くて大きなヘラサギが群れをなして浅瀬をゆっくりと歩き回る様子を観察できることがあります。
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