ハーモニクスとは?
はーもにっくす
ハーモニクスとは、弦や管などの振動体が基本音とともに発生する倍音成分、またはその奏法のことです。
ハーモニクス(harmonics)とは、音響学的には倍音を意味し、ある基本周波数(基音)の整数倍の周波数をもつ音の成分を指します。楽器の音色の豊かさはこの倍音構成によって決まり、同じ音程でもピアノとバイオリンで音色が異なるのはハーモニクスの分布が異なるためです。
音楽演奏の文脈では、特に弦楽器やギターで弦を軽く触れて(フラジオレット奏法)倍音だけを際立たせる演奏技法をハーモニクスと呼びます。ギターでは弦の12フレット上を軽く触れると基音の1オクターブ上の音が鳴り、澄んだ鈴のような音色が得られます。
ハーモニクスの種類としては次のものが挙げられます。
- ナチュラルハーモニクス:開放弦上の節に触れて出す倍音
- アーティフィシャルハーモニクス:押弦した弦の上でさらに触れて出す倍音
- ピッキングハーモニクス:ピックと親指で同時に弦を止めて出す倍音
電気音楽や合唱においても倍音構成は音楽的表現の核心であり、ハーモニクスの理解は作編曲・音響設計において重要な知識です。
使い方・例文
ギタリストが12フレット上で弦に指先を軽く触れてピッキングし、透き通った高音を出す場面が典型的なハーモニクス奏法の例です。また音響エンジニアが「倍音が豊かで温かみのある音だ」と評する際もハーモニクスの概念が使われます。
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