ニクスとは?
にくす
ニクスとは、冥王星の衛星の一つで、カロンに次いで発見された小型の天然衛星です。
ニクス(Nix)は、冥王星の周囲を公転する衛星の一つです。2005年にハッブル宇宙望遠鏡による観測でヒドラとともに発見され、2006年に国際天文学連合(IAU)によって正式に命名されました。
名称は、ギリシャ神話における夜の女神「ニュクス(Nyx)」に由来します。冥王星が冥界の神プルートーにちなんでいるため、関連する神話の神名が衛星に付けられています。なお、ニュクスという綴りは別の天体に使われていたため、スペルを「Nix」に変更して命名されました。
ニクスの形状は不規則で、長軸が約50キロメートル程度と推定される小型の天体です。2015年にNASAの探査機ニュー・ホライズンズが冥王星系に接近した際、ニクスの詳細な画像が初めて取得され、表面が明るく反射率が高いことが分かりました。これは表面を覆う水氷の存在を示唆しています。
冥王星の衛星系は、カロン・ニクス・ヒドラ・ケルベロス・ステュクスの5つが知られており、いずれも冥界に関連したギリシャ・ローマ神話の名称が付けられています。ニクスはこれらの中でカロンに次いで比較的内側を公転しており、冥王星科学の研究において重要な観測対象となっています。
使い方・例文
天文学の解説や冥王星系の図解では、カロン・ヒドラとともに「ニクス」として登場し、外縁天体の衛星系を説明する際に取り上げられます。
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