トルとは?
とる
トルとは、圧力の大きさを表す単位の一つで、主に真空の程度を示す際に科学や工業の分野で使われています。
トル(Torr)は、圧力の大きさを表す単位の一つで、主に真空の程度を測る際に用いられます。単位名は、大気圧の測定に水銀を用いた実験で知られるイタリアの科学者トリチェリの名前に由来しています。1トルは、水銀柱をおよそ1ミリメートル押し上げる圧力にほぼ等しく、標準大気圧は約760トルと定義されています。
国際的にはパスカル(Pa)が圧力の標準単位として用いられていますが、トルは真空技術や物理学、化学の実験分野で今でも広く使われています。たとえば、真空ポンプでどこまで空気を抜けたかを示す真空度の表現や、気圧計、実験装置の圧力管理などにトルの単位が用いられます。数値が小さいほど真空の度合いが高いことを意味し、超高真空の研究などでは非常に小さなトルの値が扱われます。医療分野でも血圧の単位として水銀柱ミリメートルが使われるなど、トルと関連の深い単位が現在も日常的に用いられています。日常生活で目にする機会は少ないものの、科学技術の分野では欠かせない単位の一つです。
使い方・例文
たとえば、真空チャンバー内の圧力が「0.001トル」のように表示され、数値が小さいほど高い真空状態であることを示します。
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