ハント症候群とは?
はんとしょうこうぐん
ハント症候群とは、水痘・帯状疱疹ウイルスによる顔面神経への感染で、耳痛・顔面麻痺・耳介の水疱を三主徴とする疾患です。
ハント症候群(Ramsay Hunt症候群)とは、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が顔面神経節(膝神経節)に再活性化することで引き起こされる疾患です。米国の神経学者ジェームズ・ランゼイ・ハントが20世紀初頭に報告したことからこの名称がつけられました。
典型的な三主徴として以下が挙げられます。
- 耳介・外耳道周囲の帯状疱疹(水疱・発赤)
- 顔面神経麻痺(口が曲がる、目が閉じられないなど)
- 耳痛・難聴・めまいなどの内耳症状
顔面神経麻痺は末梢性麻痺(片側の表情筋全体が麻痺する)であり、Bell麻痺と比べて重症化しやすく、予後がやや不良とされています。治療は抗ウイルス薬(アシクロビルやバラシクロビル)とステロイドを早期に開始することが重要で、発症72時間以内の治療開始が回復を左右します。ウイルスは幼少期の水痘感染後に神経節に潜伏しており、免疫低下や過労・ストレスなどをきっかけに再活性化します。
使い方・例文
急に耳が激しく痛み、耳の周りに水疱が出てきた翌日に顔面が麻痺してきたような場合は、ハント症候群が疑われるため早急に耳鼻科または神経内科を受診することが大切です。
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