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ハエトリソウとは?

はえとりそう

ハエトリソウとは、葉が瞬時に閉じて虫を捕らえる仕組みを持つ食虫植物で、北アメリカ原産の代表的な観賞植物です。

ハエトリソウ(学名:Dionaea muscipula)は、モウセンゴケ科に属する多年草食虫植物です。英名は「Venus flytrap(ヴィーナスのハエ捕り罠)」といい、北アメリカのノースカロライナ州・サウスカロライナ州の湿地帯に自生します。野生個体は自生地の限定と乱獲により絶滅危惧状態にありますが、栽培品は世界中で流通しています。

ハエトリソウの最大の特徴は、能動的な捕虫運動です。葉の先端部分が二枚貝状に二裂し、内側に感覚毛(トリガーヘア)が3本ずつ並んでいます。虫が葉の内側に入り感覚毛を2本以上・あるいは1本を短時間に2回刺激すると、葉が0.1秒程度で閉じて獲物を閉じ込めます。この素早い動きは植物としては極めて珍しい運動反応です。

捕虫後は葉の内側から消化酵素が分泌され、虫の体を数日から1週間かけて消化・吸収します。これはハエトリソウが生育する栄養分の乏しい酸性湿地土壌において、窒素などを補う適応とされています。

1回の葉は数回の捕虫で機能を失い、やがて黒くなって枯れます。栽培では、日当たりのよい場所・軟水(雨水など)での管理・腐葉土を避けた用土が基本とされています。観察対象としても人気が高く、食虫植物の代名詞的存在です。

使い方・例文

理科の授業や植物展で「触れると葉が閉じる不思議な植物」として紹介されるほか、ホームセンターや園芸店でも観賞用として販売されています。

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