モウセンゴケとは?
もうせんごけ
モウセンゴケとは、葉から粘液を分泌して虫を捕らえる食虫植物の一種で、湿地に自生するユニークな植物です。
モウセンゴケ(毛氈苔)は、モウセンゴケ科モウセンゴケ属(Drosera)に属する食虫植物の総称、または日本に自生する代表種(Drosera rotundifolia)のことを指します。「毛氈苔」の名は、赤みを帯びた葉が集まって生えている様子が毛氈(フェルトの敷物)のように見えることに由来します。
モウセンゴケの最大の特徴は粘着式の捕虫機能です。葉の表面には無数の腺毛(せんもう)が生えており、各腺毛の先端には透明な粘液の滴がついています。この粘液に虫が触れると逃げられなくなり、葉がゆっくり閉じて虫を包み込み、消化液で分解・吸収します。窒素分が乏しい湿地環境でこの捕虫能力によって栄養を補っていると考えられています。
生態・分布の概要は以下のとおりです。
- 日本では北海道・本州・四国・九州の山地湿原や泥炭地に自生する。
- 世界的には熱帯から北極圏まで約200種が分布する大きなグループ。
- 夏に白い小花を咲かせ、秋には葉が紅葉するように赤く色づく。
- 自生地の減少により国内では保護対象となっている地域も多い。
観賞用としても人気があり、テラリウムや湿地ガーデニングで栽培されることがあります。食虫植物の入門種としても親しまれており、その神秘的な捕虫の様子は子どもたちの理科教育の題材にもなっています。
使い方・例文
理科の授業で食虫植物の例として紹介されたり、湿地の自然観察会でモウセンゴケの粘液に虫が捕まっている様子を観察したりする場面でよく登場します。
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