ヴィーナとは?
ゔぃーな
ヴィーナとは、インドで古くから伝わる撥弦楽器(はつげんがっき)で、インド古典音楽において最も重要な弦楽器のひとつです。
ヴィーナ(Veena)は、インド亜大陸を起源とする撥弦楽器で、数千年にわたるインド音楽の歴史の中で中心的な位置を占めてきました。外観は長い棹(さお)の両端に共鳴胴を備え、主弦と共鳴弦(ドローン弦)を合わせて複数の弦が張られています。
インドには地域によって様々な種類のヴィーナが存在します。代表的なものとして、南インド(カルナータカ音楽)で使われるサラスワティ・ヴィーナと、北インドの古典音楽で用いられてきたルドラ・ヴィーナが挙げられます。サラスワティ・ヴィーナは大きな共鳴胴を持ち、竜の頭部を模した装飾が特徴的です。
演奏は左手で弦を押さえ右手でピックや指で弾く奏法で、スライドやビブラートを駆使して豊かな表現を生み出します。インド音楽特有の「ラーガ(旋法)」を演奏するための繊細な音程操作が求められるため、習得には長い年月が必要とされます。
ヴィーナはヒンドゥー教の芸術・学問の女神サラスワティが手に持つ楽器としても描かれ、神聖な楽器とみなされてきました。この文化的・宗教的背景から、インドにおいてヴィーナは単なる楽器を超えた精神的な象徴的存在でもあります。
使い方・例文
インド古典音楽のコンサートやヒンドゥー寺院の祭礼などでヴィーナの演奏が聴かれ、神話や絵画でサラスワティ女神が抱える楽器として描かれる場面でも登場します。
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