ヌートリアとは?
ぬーとりあ
ヌートリアとは、南アメリカ原産の大型半水生げっ歯類で、毛皮目的で世界各地に持ち込まれ、日本でも外来種として定着しています。
ヌートリア(学名:Myocastor coypus)は、ネズミ目ヌートリア科に属する大型のげっ歯類です。南アメリカのパタゴニアやアンデス山麓が原産で、体長40〜65センチメートル、体重5〜10キログラム程度になります。長い丸い尾と水かきを持つ後肢、オレンジ色の門歯が特徴的です。
19世紀末から20世紀にかけて、良質な毛皮(「ヌートリア毛皮」「コイポ毛皮」とも呼ばれる)を得るために世界各地に輸出・養殖されました。日本には戦時中に軍の毛皮調達目的で持ち込まれ、養殖が廃れた後に逃げ出した個体が野生化しました。現在は関西を中心に河川・湖沼周辺で定着しており、特定外来生物に指定されています。
生態としては以下の特徴があります。
- 河川・池沼の岸辺に巣穴を掘る半水生生活
- 植物食性で水生植物・農作物・堤防の植生を食い荒らす
- 繁殖力が高く年に2〜3回出産する
- 在来の水生植物を大量消費し生態系に影響を与える
農業被害や堤防の弱体化、在来生態系への悪影響から、日本や欧米各国で駆除が行われています。
使い方・例文
「淀川でヌートリアが目撃された」というように、都市近郊の河川でも目撃情報があり、外来種問題の文脈でよく話題になります。
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