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ニガクリタケとは?

にがくりたけ

ニガクリタケとは、クリタケに似た外見を持つ日本に広く分布する毒きのこで、誤食による食中毒事故が多い危険な種です。

ニガクリタケ(苦栗茸、学名:Hypholoma fasciculare)とは、モエギタケ科(旧フウセンタケ科)に属する毒きのこです。北半球の温帯域に広く分布し、日本各地の広葉樹針葉樹の枯れ木や切り株に群生します。名前のとおり強い苦味が特徴的ですが、それだけで安全かどうかを判断することはできません。

外見の特徴として、傘は径2〜7センチメートルほどで黄褐色〜橙黄色を帯びます。柄は細長く、傘の中央部がやや濃い色になる傾向があります。傘の縁部や柄には暗褐色の繊維状鱗片が見られることがあります。ひだは最初黄緑色で、後に暗紫褐色に変色していくのが見分けるポイントです。

ニガクリタケに関する注意事項は以下の通りです。

  • 食用のクリタケ・ナメコ・チャナメツムタケと混同されやすく、毎年誤食事故が発生する
  • 毒成分はファシキュロール類(ファシキュロールE・Fなど)で、嘔吐・下痢・腹痛・痙攣などを引き起こす
  • 重症例では肝障害・腎障害を起こし、死亡例も報告されている
  • 苦味が強いため大量摂取しにくいが、少量でも中毒症状が出ることがある

ニガクリタケは日本で最も中毒事故件数の多い毒きのこの一つとされています。きのこの同定(種の判別)は専門的な知識を要するため、確実に同定できない野生きのこは採取・食用を避けることが最も重要な予防策です。疑わしい場合は地域の保健所や専門家に鑑定を依頼することが推奨されます。

使い方・例文

秋に枯れ木や切り株の周囲にまとまって生えるきのこを採取する際、クリタケと間違えてニガクリタケを持ち帰ってしまい食中毒になるケースが毎年報告されています。

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