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ドローン管(バグパイプ)とは?

どろーんかん

ドローン管とは、バグパイプにおいて一定の持続低音(ドローン)を鳴らし続ける管のことで、旋律管のメロディーを和声的に支える役割を担います。

ドローン管(drone pipe)とは、バグパイプ(bagpipe)を構成する複数の管のうち、一定の音高で持続音(ドローン)を鳴らし続ける管の総称です。バグパイプは空気袋(バッグ)に蓄えた空気を複数の管へ送り込む構造を持ち、旋律を奏でる「チャンター(chanter)」と、持続低音を鳴らす「ドローン管」が組み合わさって独特のサウンドを生みます。

スコットランドのグレートハイランドバグパイプを例にとると、ドローン管は通常3本あり、それぞれ次の役割を持ちます。

  • バスドローン(bass drone):最も長い管で最低音のドローンを出す。肩に担ぐ大きな管
  • テナードローン(tenor drone)×2:バスの1オクターブ上の音を持続させる中型の管

ドローン管にはリード(振動体)が仕込まれており、バッグからの空気圧で常に振動して持続音を発します。演奏者はエアバッグへ息を補充しながら腕でバッグを押すことで、切れ目のない持続音を維持します。

このドローン音は和声理論的には「オルゲルプンクト(持続低音)」に相当し、チャンターのメロディーにぶつかる不協和音も独特の緊張感となってバグパイプ特有の音色を形成します。ドローン奏法はインドのタンプーラやインド古典音楽にも見られる普遍的な音楽手法です。

使い方・例文

スコットランドの儀式や軍楽隊でバグパイプが演奏される際、旋律の背後で途切れなく鳴り続ける重低音がドローン管によるものです。

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