テントウムシ科とは?
てんとうむしか
テントウムシ科とは、鮮やかな斑点模様を持つ半球形の甲虫のグループで、アブラムシなどを捕食する益虫として知られています。
テントウムシ科(Coccinellidae)は、昆虫綱・甲虫目(コウチュウ目)に属する科で、世界に6000種以上、日本には約180種が分布しています。体は半球形で光沢があり、赤・橙・黄・黒などの警戒色(アポセマティズム)と斑点模様が特徴です。この鮮やかな色と模様は、体内に毒性のある苦い分泌液を持つことを天敵に知らせる警戒色として機能しています。
テントウムシ科の生態的特徴は以下の通りです。
- 肉食性種:ナミテントウ・ナナホシテントウなどがアブラムシ・カイガラムシを捕食し、農業上の益虫として利用される
- 植食性種:ニジュウヤホシテントウ(ニジュウヤボシ)などはナス科植物の葉を食害し農業害虫となる
- 菌食性種:ハダニやうどんこ病菌を食べる種も存在する
越冬は成虫で行われ、岩の隙間や落ち葉の下に集団で集まることが知られています。幼虫はやや細長い形で、成虫同様にアブラムシなどを大量に捕食します。
生物農薬としてナナホシテントウなどが天敵農薬として利用されており、化学農薬に頼らない農業(IPM:総合的病害虫管理)でも重要な役割を担っています。子どもに親しまれる昆虫の代表格でもあり、「天道虫」という漢字表記も持ちます。
使い方・例文
「家庭菜園のバラにアブラムシが大量発生したが、近くでテントウムシ科のナナホシテントウが活発に動き回り、数日のうちにアブラムシがほぼいなくなった。」
この用語をシェア
最終更新: