ナナホシテントウとは?
ななほしてんとう
ナナホシテントウとは、赤い翅に7つの黒い斑点を持つ日本で最もよく知られたテントウムシで、アブラムシを食べる益虫です。
ナナホシテントウ(七星天道虫、学名:Coccinella septempunctata)とは、コウチュウ目テントウムシ科に属する甲虫で、鮮やかな赤い翅鞘(しょうし)に7つの黒い斑点を持つことが名前の由来です。日本全土に広く分布し、ヨーロッパ・アジア・北アフリカなど旧北区にも広く生息しています。体長は5〜9mm程度で、国内でよく見られるテントウムシの中では比較的大型の種です。
最大の特徴は、その食性にあります。成虫・幼虫ともにアブラムシ(アファイド)を主食とし、1頭が一生涯に食べるアブラムシは数千匹にのぼるとも言われています。このため農業・園芸の分野では天敵昆虫として高く評価されており、農薬を使わない生物的防除(バイオコントロール)の担い手として研究・活用されています。
生活史は以下のようにまとめられます。
- 卵:アブラムシのコロニー近くに産みつけられる黄色い楕円形の卵
- 幼虫:灰黒色でゴツゴツした外見。成虫同様アブラムシを捕食
- 蛹:植物の茎や葉に固着して変態
- 成虫:気温が下がると落ち葉の下や石の隙間で集団越冬する
天敵から身を守るために「反射出血」という行動を取ります。脚の関節から黄色い体液(アルカロイドを含む)を分泌し、捕食者に不快感を与えます。また鮮やかな赤と黒の配色自体が「毒を持つ」という警戒色として機能しています。
使い方・例文
菜園でアブラムシが大量発生したとき、ナナホシテントウが自然に飛来して食べてくれることがあり、益虫として重宝されます。
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