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テラロッサとは?

てらろっさ

テラロッサとは、地中海沿岸地域に特有の赤褐色の土壌で、石灰岩が長期間にわたって風化・溶脱した後に残った鉄分を多く含む土です。

テラロッサ(Terra rossa)は、イタリア語で「赤い土」を意味する言葉で、石灰岩や白雲岩などの岩石が長期にわたって風化溶解した後に残る残積土壌のことを指します。地中海性気候の地域、とくにイタリア・スペイン・クロアチア・バルカン半島・北アフリカなどに広く分布します。

テラロッサの赤褐色は、土壌中に含まれる酸化鉄(ヘマタイトなど)の色によるものです。石灰岩が雨水などによって溶けていく過程でカルシウム分は除かれ、溶けにくい鉄・アルミニウム・粘土鉱物が濃縮されて残ります。これがテラロッサの形成メカニズムです。

テラロッサの主な特徴は以下のとおりです。

  • pH:中性〜弱アルカリ性(石灰質由来)
  • 水はけが良く乾燥に強い
  • 有機物は少なく肥沃度はそれほど高くない
  • カルスト地形(石灰岩の侵食地形)に伴うことが多い

農業・ワイン産業との関わりも深く、地中海沿岸のオリーブ栽培やブドウ栽培に適した土壌として知られています。水はけの良さと石灰質の性質がブドウに適度なミネラルを与えるとされており、一部のワイン産地ではテラロッサ土壌を品質と個性の根拠として強調しています。

使い方・例文

オーストラリアのクナワラワイン産地も、地中海由来ではなくテラロッサ型の土壌として知られ、カベルネ・ソーヴィニヨンの高品質産地として評価されています。「テラロッサ」という言葉は、ワインのラベルや産地説明にも登場します。

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