石灰岩とは?
せっかいがん
石灰岩とは、炭酸カルシウムを主成分とする堆積岩で、サンゴや貝殻などの生物由来の遺骸が積み重なってできた岩石です。
石灰岩(せっかいがん)は、炭酸カルシウム(CaCO₃)を主成分とする堆積岩です。主にサンゴ・貝類・有孔虫などの海洋生物の殻や骨格が海底に堆積・圧密化することで形成されます。白色〜灰色〜褐色など様々な色調を持ち、世界各地で広く産出します。
石灰岩の地質学的な特徴として、塩酸をかけると二酸化炭素の気泡を出しながら溶ける反応が知られており、野外での簡易鑑定に利用されます。また、弱酸性の雨水や地下水に長時間さらされると溶食(溶け出す作用)が進み、鍾乳洞・ドリーネ・カレンフェルトなどの独特な地形(カルスト地形)を形成します。
石灰岩は人類の産業・文明において非常に重要な資源です。主な用途は以下のとおりです。
- セメント原料:建設資材の基盤となる最重要用途
- 製鉄:高炉内で不純物を取り除く融剤(フラックス)として使用
- 農業用石灰:土壌のpH調整材
- 化学工業:消石灰・生石灰の原料
- 建築石材:大理石(石灰岩が変成したもの)として利用
日本では山口県・福岡県・岩手県などに大規模な石灰岩の産地があります。古代エジプトのピラミッドも石灰岩で作られており、世界の文明と深く結びついた岩石です。
使い方・例文
「この洞窟は石灰岩地帯に発達した鍾乳洞で、長い年月をかけて雨水が岩を溶かして形成された。」地学の授業や観光地の案内でよく登場します。
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