カルスト地形とは?
かるすとちけい
カルスト地形とは、石灰岩などが雨水や地下水によって長年かけて溶食されることで形成される、ドリーネ・鍾乳洞・塔状の岩山などを特徴とする独特の地形です。
カルスト地形は、炭酸カルシウムを主成分とする石灰岩・白雲岩などが、二酸化炭素を含む弱酸性の雨水や地下水によって長い年月をかけて溶食(化学的侵食)されることで形成される地形の総称です。名称はスロベニアのカルスト地方(クラス地方)に由来しています。
形成メカニズムは、大気中のCO2を溶かした雨水が弱い炭酸水となり、炭酸カルシウム(CaCO3)と反応して溶かしながら地下へと浸透する過程です。これが地表・地下で繰り返されることで独特の景観が生まれます。
代表的なカルスト地形の種類としては以下が挙げられます。
- ドリーネ: 地表面に生じたすり鉢状の円形のくぼ地
- 鍾乳洞: 地下空洞に炭酸カルシウムが再沈殿して形成される洞窟(鍾乳石・石筍が発達)
- ポリエ: 大規模な平底のくぼ地
- タワーカルスト: 熱帯地域に見られる急峻な塔状の岩山(桂林など)
日本では山口県の秋吉台が国内最大のカルスト台地として知られており、国定公園に指定されています。その地下には秋芳洞という大規模な鍾乳洞もあります。岩手県の龍泉洞・高知県の龍河洞なども有名です。世界的には中国の桂林・ベトナムのハロン湾・スロベニアのポストイナ鍾乳洞などが著名なカルスト地形として知られています。
使い方・例文
地理の授業で「秋吉台はカルスト地形の代表例」と習ったり、観光で鍾乳洞を訪れて天井から垂れ下がる鍾乳石を見たりする際に登場する地形用語です。
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