チョウザメ科とは?
ちょうざめか
チョウザメ科とは、恐竜時代から姿をほとんど変えていない古代魚の一群で、高級食材「キャビア」の原料として世界的に知られる魚類の科です。
チョウザメ科(Acipenseridae)は、硬骨魚類の中でも特に原始的な形質を保つ魚の一科です。名前に「サメ」と付きますが、サメ(軟骨魚類)とは無関係で、硬骨魚類に属します。北半球の温帯・寒帯の河川・湖・沿岸海域に約25種が生息しています。
チョウザメ類は約2億年以上前の中生代から現在まで基本的な体形をほとんど変えていない「生きた化石」として知られています。体は細長く、皮膚にはウロコの代わりに「ガノイン質」の硬い骨板(スキュート)が縦列に並んでいます。口は頭部下面にあり、水底の餌をすくうように食べます。
最も有名な点は、その卵が高級食材キャビアとして珍重されることです。ベルーガ・オシェトラ・セヴルーガなどの種から採取されるキャビアは、世界三大珍味のひとつに数えられ、非常に高価で取引されます。
しかし、キャビアの高い経済的価値が密猟や乱獲を招き、また生息河川のダム建設による産卵場の喪失も重なって、多くの種が現在絶滅危惧種に指定されています。国際的な取引規制(CITES)や養殖による保全・供給が進められています。
使い方・例文
高級食材キャビアの解説や魚類図鑑、生きた化石を紹介する自然科学の文脈でこの語が登場します。また、絶滅危惧種の保全を論じる際にも例として挙げられます。
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