チグリス川とは?
ちぐりすがわ
チグリス川とは、トルコ南東部を源流としてイラクを南流しペルシャ湾に注ぐ大河で、古代メソポタミア文明を育んだ歴史的な川です。
チグリス川(英語: Tigris River)は、トルコ南東部のタウルス山脈を源流とし、シリア・イラクを経て南流し、ユーフラテス川と合流してシャット・アル=アラブ川となり、ペルシャ湾に注ぐ大河です。全長は約1,900キロメートルに及びます。
メソポタミア文明との関係
チグリス川とユーフラテス川に挟まれた地域は「メソポタミア(ギリシャ語で「二つの川の間の土地」の意)」と呼ばれ、世界最古の文明が発祥した場所として知られています。定期的な洪水がもたらす肥沃な土壌のおかげで農業が栄え、シュメール・アッカド・バビロニア・アッシリアといった古代文明が次々と繁栄しました。
主要な都市との関係
- イラクの首都バグダッドはチグリス川の両岸に広がる都市で、アッバース朝期(762年頃)に建設された
- 古代都市ニネヴェはチグリス川東岸に位置し、アッシリア帝国の首都として栄えた
- 現在もイラク北部のモスルなど、多くの都市がチグリス川沿いに立地する
現代の課題
チグリス川はトルコ・シリア・イラクにまたがる国際河川であり、上流でのダム建設や灌漑農業の拡大により、下流での水量減少が深刻な問題となっています。気候変動による降水量の変化も加わり、水資源をめぐる国際的な緊張が続いています。
語源と呼称
「チグリス」という名はギリシャ語に由来し、古代ペルシャ語で「矢(速い流れ)」を意味する言葉から来ているとされます。アラビア語では「ディジュラ」と呼ばれます。
基本データ
| 長さ | 1,850 km |
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出典:Wikidata
使い方・例文
世界史の授業で「チグリス川とユーフラテス川に挟まれた地域でメソポタミア文明が興った」と学ぶほか、中東の地理を扱う地図帳や旅行記にも頻繁に登場します。
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