ユーフラテス川とは?
ゆーふらてすがわ
ユーフラテス川とは、トルコを源流としてシリア・イラクを流れる全長約2800キロメートルの大河で、世界最古の文明が誕生したメソポタミアの母なる川です。
ユーフラテス川(英語:Euphrates)は、西アジアを流れる国際河川で、トルコ東部のアナトリア高原に源を発し、シリアを経てイラクに入り、チグリス川と合流して「シャットル・アラブ川」となってペルシャ湾に注ぎます。全長は約2800キロメートル、流域面積は約44万平方キロメートルです。
隣を流れるチグリス川とともに、その中間地帯は「メソポタミア」(ギリシャ語で「二つの川の間の土地」)と呼ばれ、人類史上最古の農耕文明の発祥地とされています。紀元前4000〜3000年ごろにはシュメール文明が栄え、ウルク・ラガシュ・ウル・バビロンといった都市国家が流域に誕生しました。肥沃な沖積土が堆積したこの地域は灌漑農業に適しており、農業革命を支えた基盤となりました。
歴史的にはアッカド帝国・バビロニア・アッシリア・ペルシャ帝国など幾多の文明が川沿いに興亡を繰り返しました。旧約聖書にも「エデンの園」を流れる川として登場し、宗教的・文化的な意味でも重要な存在です。
現在はトルコ・シリア・イラクでの水資源利用をめぐる対立が続いており、上流のダム建設による流量減少が下流の農業や生態系に深刻な影響を与えています。
基本データ
| 長さ | 2,800 km |
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出典:Wikidata
使い方・例文
「歴史の授業でメソポタミア文明を習うとき、チグリス川とともにユーフラテス川の名が必ず登場する」のように、古代文明・世界史の学習場面でよく使われます。
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