アナトリア高原とは?
あなとりあこうげん
アナトリア高原とは、トルコの国土の大部分を占める広大な高原地帯で、東西の文明をつなぐ地理的・歴史的要衝です。
アナトリア高原は、トルコ共和国の中央部から東部にかけて広がる高原で、アナトリア半島(小アジア)の内陸部にあたります。平均標高はおよそ1,000〜1,500メートルに達し、四方を山脈に囲まれた盆地状の地形が特徴です。
気候は大陸性で、夏は高温乾燥・冬は厳寒となります。降水量が少なく、ステップ(草原)景観が広がる地域も多いため、農業には灌漑が不可欠です。小麦や大麦の栽培が盛んなほか、羊や山羊の牧畜も古くから行われてきました。
歴史的には、ヒッタイト王国やフリギア王国など古代文明の舞台となり、後にはビザンツ帝国やセルジューク朝、オスマン帝国が支配した地域です。シルクロードの一部でもあり、東西交易の中継地として繁栄した都市が点在します。現在の首都アンカラもこの高原に位置しています。
地質学的には、ユーラシアプレートとアラビアプレートが衝突する地帯に近いため、地震活動が活発で、火山地形も一部に見られます。カッパドキアの奇岩群はこの地域を代表する地形景観として世界的に知られています。
使い方・例文
「アナトリア高原は乾燥した気候のため、灌漑農業が古くから発達してきた地域です。」地理や歴史の学習で、トルコの地形や古代文明を説明する際に登場します。
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