本文へスキップ

国際河川とは?

こくさいかせん

国際河川とは、複数の国の領土を流れるか国境をなす河川で、沿岸国間での利用や航行に関する国際法上の取り決めが必要とされます。

国際河川とは、二カ国以上の国境を越えて流れる河川、または二国間の国境そのものを形成している河川を指します。単一の国の領域内に収まる「国内河川」と対比して用いられる概念です。

国際河川をめぐっては、航行の自由、水資源の利用(灌漑・発電・飲料水)、洪水管理、環境保護など多様な利害関係が生じます。そのため、沿岸国間での条約協定を結び、共同管理体制を構築することが求められます。

代表的な国際河川には以下のものがあります。

  • ライン川スイス・ドイツ・フランス・オランダを経由し北海へ注ぐ。19世紀初頭から国際管理が行われた先駆的事例
  • ドナウ川:中央・東欧の10カ国を流れヨーロッパ最長クラスの国際河川
  • ナイル川:東アフリカから北アフリカへ流れ、エジプト・スーダン・エチオピアなど複数国が水資源をめぐり交渉
  • メコン川:中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムを流れる東南アジアの大河

国際法上は、1966年の「国際水路の非航行的利用に関するILA規則(ヘルシンキ規則)」や1997年の国連水路条約が重要な基準となっています。水資源をめぐる国家間の紛争を防ぎ、持続可能な利用を実現するための枠組みとして、国際河川の管理は現代においても重要な課題です。

使い方・例文

ライン川沿いの国々が共同で水質管理や航行ルールを定めているように、国際河川では国同士が協力して資源を管理するための条約が結ばれます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語