グリスとは?
ぐりす
機械の摩擦部位に塗布する半固体状の潤滑剤で、油(ベースオイル)と増ちょう剤を混合して作られます。
グリス(grease)とは、基油(ベースオイル)に増ちょう剤(石鹸系や非石鹸系の固体)を混合させた半固体状の潤滑剤です。「グリース」とも表記されます。機械部品の摩擦を軽減し、摩耗・腐食・発熱を防ぐために使用されます。
- 基油:鉱油(石油系)や合成油(シリコーン・フッ素・エステルなど)が使われ、潤滑の主体となる
- 増ちょう剤:リチウム石鹸・カルシウム石鹸・ポリウレアなどが一般的で、グリスに半固体の形状を与え、垂れ落ちを防ぐ
- 添加剤:極圧剤・酸化防止剤・防錆剤・耐水剤などを加え、性能を高める
グリスが液体の潤滑油(エンジンオイルなど)と異なる点は、半固体のため飛び散りにくく、密封されていない構造や水にさらされる部位にも使いやすいことです。一般的な用途としては、自動車のホイールベアリング・ステアリング系統・等速ジョイント、自転車のヘッドセットやBB(ボトムブラケット)、家電の摺動部、産業機械の軸受けなどがあります。
グリスの選択には使用温度範囲・荷重条件・接触する素材(ゴム・プラスチックに非対応のものもある)・耐水性などを考慮する必要があります。整備不良によるグリス切れは部品の急激な摩耗や焼き付きの原因となるため、定期的なグリスアップ(補充・塗布)がメンテナンスの基本とされています。
使い方・例文
自転車や自動車のベアリング部にグリスを塗布する「グリスアップ」は、定期メンテナンスの基本作業として整備の現場でよく行われます。
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